ステアリングに装備されているスイッチ群の左側のみが機能しない…という案件にて、業者様より修理ご入庫頂いた、2019yダッジチャレンジャーの点検です。
この症状だけを聞くと、スイッチが悪いだけでは?と想像してしまう内容です。
wiTECHを接続してエラー入力を確認すると、EVICステアリングスイッチの通信喪失検知の他、カメラモジュールやステアリングヒーターの通信不具合も発生しています。
ステアリングスイッチやステアリングヒーターは、コラムモジュールを介してBCMとLIN BUSラインにて接続されています。
この内容からコラムモジュール側の不具合も有力視されますが、カメラモジュールのLIN BUSラインは直接BCMへと接続されています。
ひとつひとつのエラーに対しテストステップに基づいて順番に測定プロセスを進めていくのが基本ですが、無駄に時間を消費します。
しかし上記内容から回路図を眺めると、BCMに複数本接続されるLIN BUSラインのひとつ(CBC3)が共通点として見え、コラムモジュールの不具合は否定てきます。
問題となるLIN BUS CBC3ラインと称されるオレンジ/ダークブルーの配線を引っ張ると簡単に切れてしまう…過去整備における人災なのか?製造時からの欠陥なのか?は不明ですが、LIN BUS CBC3ラインが断線しておりネットワーク途絶と判明。
損傷していた配線を結線修復して無事上記3点の機能も復元、もちろん関連するエラーの検知も皆無。
序でに未アップデート状態であったECUも、新規キャリブレーションへとフラッシュ処理の実行。
UGではオンラインディーラー診断機であるwiTECH2(ワイテック2)を導入しています。
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UGでは今後も継続して、ECUプログラミングを含むクライスラー/ダッジ系の全ての作業を自社内で行える環境を維持しますので、メンテナンスでお困りの方は ユーザー様/業者様問わず ご縁慮無くお問い合わせ下さい。
UG/yoshida
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