走行するとメーターディスプレイに「トランスミッション コウジョウ デ テンケン」のメッセージが点灯し、変速制御不良に陥るトラブルで、この度 初めてUGへ修理ご入庫いただいた、W245型ベンツB180の作業です。
DAS（ベンツ純正診断機）を接続してトランスミッションのECUに入力されているDTC（故障コード）を確認すると、アウトプット及びセカンダリスピードセンサーのエラーが入力されています。
W245型Bクラスに搭載されているトランスミッションは、722.8型の電子制御式CVT（無段変速）ミッションです。
ミッション内部のバルブボディに電子制御部であるエレクトリカルプレートが装着され、先の各種スピードセンサー類は全てプレートに内臓されています。
そのエレクトリカルプレートにはECUまでも内臓され、プレート交換=ECUの作動開始プログラミング（SCNオンラインコーディング）が必要とされます。
しかも現在では、このプレート部やバルブボディは外販禁止部品に指定されており、一般的にはディーラー修理以外で部品の供給をベンツで行っていません。
しかしそれに対する対応として、リビルト品の供給が存在し、現車の車体番号にプログラム済みプレートが備わったバルブボディAssyとなり、新品同様のクオリティで新品部品よりもリーズナブルに入手可能です。
722.8型CVTではバルブボディトラブルに起因する不具合発生も多く存在するので、今回はリビルトバルブボディを選択。
バルブボディ組み換え後は、洗浄したオイルパンを装着して、CVT専用フルードを指定された油温（DASでの実測による）で規定レベルまで注入。
DASで最終実測チェックを行い、無事作業終了です。
UGではベンツ専用診断機である「XENTRY/DAS」を完備し、アメ車のみならずベンツの修理も数多く承っております（2018y度 年間ベンツ修理入庫実績200台）
あらゆるクラスの各種故障診断はもちろん、ECU交換の際に必要なオンラインによるSCNコーディング等、ディーラーレベルの作業が可能です。
また、ディーラーでは行うことの無い、各種コーディング変更等も修理作業にて実施（例：一部の中古部品プログラム変更による同期/SBC作動時間超過に対するリセット処置等/その他TVアクティブ化やデイライト等の各種カスタムコーディング）
ベンツの修理でお悩みの方は、ユーザー様/業者様問わず、お気軽にご連絡お願いします。
UG/yoshida
*弊社でご購入されたお車以外でも修理/車検等承っておりますので お気軽にご相談ください
また業者様も大歓迎です 各種専用テスター及び整備マニュアル完備
クライスラー&ダッジ最新ディーラー診断機 WiTECH2.0（メーカーオンライン診断機/ワイテック2）導入 テックオーソリティライセンス年間契約
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