SBCユニットがサービスリミットに達してしまったということで、この度 初めてUGへとお越し頂いた、W211型ベンツE250の特殊コーディングのクイック作業です。
SBCがサービスリミットに達している為、メーターディスプレイ上にはブレーキメンテナンスのメッセージが常時表示され、ディーラーではSBCユニットAssyの交換が必要…ということで弊社へご連絡頂きました。
サービスリミットに達したSBCは、DTC(故障コード)として、例えば「C249F」等が現在値にて入力され、エラーを消去することは一般的には不可能です。
電子制御式ブレーキであるSBCは、センソトロニックブレーキコントロールの略で、開発製造時にメーカーが定めた寿命がプログラムされています。
これは新品時からの作動時間をカウントダウンし、その定められた寿命時間に達すると、SBCのハイドロリックユニットを強制的に交換を促す処置。
このサービスリミットの内容は、以上のことからも分かる様に、ハイドロリックユニット故障の有無関係無く、仮にその他の操作/機能上に問題が無くても、高額な新品部品に交換しなければいけないとされています。
例えば一般的には診る事のない、「開発データー」内のLiveTime数値。
今回ご入庫したW211は、SBC運転時間の目安となるLiveTimeが581407と刻まれています。
この数値をDASのこの画面だけでリセットすることは不可能ですが、
開発データーに絡む、あらゆる項目の実測数値を操作し、SBC内のプログラムを変更していくと、
先のLiveTimeが0の状態へとコーディングが可能。
もちろん上記の状態にリセット出来れば、おのずとサービスリミットはクリアされるので、故障コードは存在しなくなり、
メーターディスプレイのエラーメッセージも現われなくなります。
もちろん、サービスリミットに対してのみDTC消去が可能で、仮に他の故障が存在している場合は修理が必要なのは言うまでもありません…。
*本内容は、BOSCH社が製造時に定めたSBCハイドロリックユニットのサービスリミットを延長するプログラムによる対処であり、SBCハイドロリックユニット自体の劣化を修正しうるものではありません。
以上の内容をご理解頂き、ご希望の方はご連絡お願いします。
UG/yoshida
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