テスターによるエンジンの制御診断にてお預かりさせていただいた、E90型BMW320iの作業です。
エンジンを始動させた後の冷間時にのみ、ある特定の気筒が失火(ミスファイヤー)している症状が発生する状態。
「特定の気筒」が失火する原因として考えられる要因は、失火気筒のイグニッションコイル/スパークプラグといった「点火系」や、もしくは同じく失火気筒のインジェクターといった「燃料系」などが考えられます。
今回お預かりしているこのE90に搭載されているN53エンジン(直6/DOHC)では、ダイレクトインジェクター(直噴システム)が採用されています。
ハイプレッシャーシステムにてシリンダー燃焼室に直接燃料噴射するダイレクトインジェクターの場合、不具合にて交換する際はもちろん、テスト等によって他気筒と組み替える場合も、装着されるシリンダーに対して同期処置を行わなければいけません。
各インジェクターの製造誤差により、実際の噴射燃料量がDMEで制御された理論上の燃料噴射量に対し、僅かに外れてしまいます。
過去のポート噴射式インジェクターと違い直噴システムでは、その誤差によってシリンダーバランスに、より影響を受けやすくなります。
この為、各インジェクター製造後にメーカーの測定によって、個々のインジェクターに対する調整値が生成されています。
この調整値は各インジェクターに印刷されており、インジェクターの変更を行う際は調整値の変更処置を必要とします。
DMEに保存されている既存の調整値を、テスターのサービス機能から変更する個別のシリンダーに対し、使用するインジェクターの噴射量調整値をプログラム。
この処置を行わなければ、インジェクターの燃料噴射調整値にズレが生じているので、ユニット内部での演算処理による噴射量補正が正確に行えず、結果エンジン制御に大きく影響を及ぼすことになります。
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