チェックエンジン警告ランプが点灯し、オーバーヒート状態に陥る、W463型ベンツG500の作業です。
XENTRY診断機にてDTC(故障コード)を確認すると、様々なセンサーに対するショート検知や水温センサーの機能障害等が現在値にて入力されて消去出来ない状態です。
一度にこれだけ多くの回路ショートに纏わるDTCが入力→M273エンジンでは事例の多い「MEコントロールユニット」の内部不良によるショートかと予測しましたが、関連する回路電源の配線点検を順番に進行していきます。
多岐にわたる現在値DTC入力項目に共通するひとつの要因を考察し、配線図を確認しながら考えられる「ひとつの断線もしくはショート原因箇所」を絞り込みます。
すると ひとつのヒューズに辿り着き、見事にヒューズが断線。
新しいヒューズに交換しても すぐにヒューズが飛んで=このセンサー電源供給回路がショートしていると判明。
またこのヒューズが断線している為、水温センサー機能に影響も及ぼし→電動ファンが正常機能せずにオーバーヒートに陥る状態です。
問題は「どの箇所でショート」しているか?…点検していった結果、当初に予測したMEコントロールユニット内部ショートの疑いは無く、回路図を元にその配線が導かれているハーネスラインの点検を進行していきます。
こういった不具合は解かってしまえば単純な原因なのですが、その点検過程は…エンジンの金属部にハーネスが干渉して、先の電源回路の配線被膜捲れてショートしていたという内容でした。
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