車検整備にてお預かりした2018yダッジチャレンジャーSRTですが、左のヘッドライトが点灯しない状態です。
もちろんこの状態だと検査を合格することは不可能/走行するにも支障をきたすので、まずはヘッドライト点灯不良の原因点検/修理の作業です。
ヘッドライトが点灯しない原因としては、まず誰しもが疑うのは「バルブ切れ」、次にヒューズの断線でしょうか。
LAモデル/チャレンジャーのヘッドライトヒューズは、エンジンルーム内ヒューズボックスに装備され、ヒューズナンバーで言えば「F15が左側 /F16が右側 」のヒューズとなります。
実はLAモデル/チャレンジャーのヘッドライトヒューズトラブルは非常に多く、今回のSRTも使用されている20A/ミニブレードヒューズが焼けてしまっている状態です。
ミニブレードヒューズの接点容量不足によって一定時間以上の通電熱に耐えられず焼損してしまうトラブル、この状態だと新しいヒューズに交換しても、ヒューズボックス側も被害(焼損)が診られるので、すぐに点灯不良トラブルが再発します。
その為だけにトータリーボックス(ヒューズボックス)を交換するには勿体ないので、一般的には別回路のヒューズボックスを取り付けて配線修理する場合も多いのですが、その仕上がりが美しくない…ので「MOPAR製リペアハーネスキット」を使用して配線修理の進行です。
実はこのリペアキット、LX/LD用のABSヒューズ回路に対するセーフティリコール対策部品として供給されているのですが、内容的には「個々のミニブレードヒューズをボックスヒューズ回路へ変更」するキットなので、今回のLAチャレンジャーヘッドライト回路や、LX/LD等のエアコンコンプレッサー回路等にも流用出来ます。
トータリーボックスを外して、焼損している箇所のミニブレードヒューズ回路をボックスヒューズソケットの空き回路へと配線加工。
これで焼損していたミニブレードヒューズの装着箇所が、後装着を感じさせずに より接点容量の大きいボックスヒューズへと変更できるので、今回のような焼損トラブルの再発も予防できます。
難点と言えば、変更したヒューズの箇所に対しトータリーボックスカバーに記載されているヒューズナンバーの箇所と一致しなくなるので、対策修理所以後は新たなヒューズ箇所を分かる様にしなければ後々悩むことになる…ことぐらいでしょうか。
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