エンジンを始動してもセンターのモニターがブラックアウトした状態で全く起動しなくなった、2013yクライスラー300の修理作業です。
ナビや地デジが見れない他、エアコン操作画面や各種設定変更、さらにはR時のバックモニターも映らないので大変不便な状態です。
wiTECH診断機のトポロジーモニターを確認すると案の定、ICSが通信不能状態に陥っているのが判明。
ICSとはIntegrated Center Stack Screen の略となり、8.4インチのタッチスクリーンモニターを装備し、車両の多くの機能に対応するユーザーインターフェイスとなります。
ICSでの機能選択操作はテレマチックゲートウェイモジュール（TGW）に送信され、BUSラインにより関連するユニットへと送信/制御されるのですが、ディーラー車の場合はTGWのコネクターに、純正部品以外のインターフェイスによる分岐配線されているケースが多いです。
いわゆるディーラーオプションとして取り付けられているナビゲーションインターフェイスとなり、先のTGW以降の通信喪失トラブルが発生してしまっているケースでは、この辺りの不具合も視野に入れて点検を進めなければいけません。
というのもTGWのCAN回路に後装着でバイパス配線されているインターフェイスとなる為、テスターでのトポロジーモニターやDTCによる判断もできず、現車のBUSラインを直接測定していかねば断定が出来ないトラブルと言えます。
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UG/yoshida
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