季節は早くも秋から冬へと移行しつつある昨今ですが、夏場にエアコンの効きが時折悪くなっていた、W463型ベンツG500ゲレンデヴァーゲンの修理です。
ME系エンジンが搭載されているW463では、エアコンのコンプレッサーにクラッチが存在しない、外部制御式可変容量タイプのコンプレッサーが既に採用されているモデル。
このタイプのコンプレッサーは、エアコンオフの状態でもコンプレッサーは作動しており、ユニットの制御によってコンプレッサー内部のストロークを変化させて、ガス圧力を状況によって可変させる仕組みです。
エアコンガス圧がECUによる電子制御で可変するので、従来のように圧力ゲージだけでエアコンガスの圧力判断するのは不可能で、DAS(ベンツメーカーテスター)でユニットからコンプレッサーへの可変要求値を確認する必要があります。
可変実測値が100%近く示しているのに内気温度が下がらず、冷媒圧力値も上がらずエバポレーター温度センサー値も下がらず…という、典型的な可変コンプレッサーの圧縮不良。
ということでエアコンコンプレッサーを交換することになるのですが、良くも悪くも基本的なフレーム設計が当時から変化していないゲレンデ。
MEコントロールの113型V8エンジンでは、両サイドのスペースが殆ど確保できていないので、コンプレッサー交換の際はフロント周りを全て撤去して、エンジン前方から引き抜く感じで取り外します。
この手の外部制御式可変容量タイプコンプレッサーの多くは、非分解構造となるので現物修理は不可能となり、Assy交換が余儀なくされます。
新品のコンプレッサーをインストールして、あとは外した順番に元通りに組み付けていき、取外した際に抜いたエアコンガスはもちろん、冷却水やATF等を注入。
最終確認にてDASによる作動実測の点検を行い、正常な機能が復活しているのを確認して作業完了です。
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