昨日、急遽レッカーにてUGにこの度初めてご入庫いただいた、エンジンが始動しない2012yダッジデュランゴの作業です。
エンジンが始動しない原因は、フューエルポンプが作動していない為にガソリンが供給不良。
ポンプの作動電源等を測定するために、フューエルポンプリレーを探しても、この頃のデュランゴには交換可能なフューエルポンプリレーがオリジナル状態で存在していません。
以前にもブログ(2016y 1/27 ブログ参照)にて掲載させていただいていますが、フューエルポンプリレーはトータリーパワーモジュール内の回路に組み込まれています。
仮にモジュール内のリレー回路が損傷した場合、トータリーパワーモジュール交換となってしまうのですが、この不具合に対する処置としてメーカーよりセーフティリコールが発表されています。
セーフティリコールR09によると、モジュールの配線を改造し新たな別回路のポンプリレー回路を設けて増設する内容で、それらの対策部品としてのポンプリレーパッケージと称する配線キットが存在します。
実は今回入庫したデュランゴでは、既にR09に対する対策がなされている状態であるにも関わらず、ポンプリレー回路が作動しない=電気がきていない状態。
メーカーからの対策部品として存在するポンプリレーパッケージには、別回路配線によるためヒューズボックスが付属した電源ハーネスが含まれています。
そのヒューズは、オリジナルのヒューズボックス内に存在していた容量と同じ20Aのミニブレードヒューズ。
しかし容量的には十分でしょうが、エンジン作動中は常に作動しているポンプなので、接点面積の少ないミニヒューズタイプでは負担が大きいかもしれません。
今回のデュランゴでは、その接点面積不足による負担が原因か?もしくはヒューズ自体が綺麗に挿入されていなかったのか不明ですが、どちらかの理由で接点部の加熱状態で焼けてしまって電源供給不良となっていました。
それに対する対策を踏まえ、同容量(20A)でより接点面積の大きい普通のブレードヒューズボックスに変更配線し、ポンプも正常作動。
最終的にwiTECH2.0(ワイテック2)によるECU実測の点検とアップデートを行い、本日無事納車完了です。
UGでは既に昨年より、オンラインWebディーラー診断機であるwiTECH2(ワイテック2)を導入しています。
クライスラー/ダッジの最新ディーラー診断機であるwiTECH2.0(ワイテック2)は、2018y以降も全車両オンラインによる診断及び修理に対する各種プログラミング作業が可能。
常時オンライン状態で起動している為、定期的な診断機のアップデートにより、常に最新状態のアフターサポートが可能。
UGでは今後も継続して、ECUプログラミングを含むクライスラー/ダッジ系の全ての作業を自社内で行える環境を維持しますので、メンテナンスでお困りの方は ユーザー様/業者様問わず ご縁慮無くお問い合わせ下さい。
UG/yoshida
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UGオリジナルで作製した10ポート/シーケンシャルのユニットをベースに、各種点灯/点滅パターンを更にUGにてユニットへプログラムしてみた動作のサンプルです。
通常のシーケンシャルモードの他、ウェーブモード/フラッシュモード/ナイトライダーモード、そしてスピード可変…
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