数日間停車していると、エンジンが吹かなくなるということで入庫してきた、W140型初期モデルのベンツ500SEL。
エンジンはLHコントロールのV8DOHC5ℓ。
W126まで長年採用してきたK/KEジェトロに見切りをつけ、ベンツ初の電子制御式インジェクションシステム（LH）。
LHの頃はまだ、点火はEZLユニットによるデスビ式で、スロットルも別にE-GASユニットでコントロール…とにかく、高額なユニット（コンピューター）が、エンジンをコントロールするだけでも沢山存在します^^;
電子制御によるダイアグノシスは、まだOBD2規格を採用する前の、懐かしの38PIN式。
DASにて診断すると、故障コード的にはE-GASのユニット不良。
ただ症状が発生していなかったので…コード内容を信じればE-GASユニット不良によるスロットル制御の問題…まぁ確かにその辺りの故障も多い部類ですが、数日後にやっと症状発生し、テスターでユニット制御の実測値を確認すると
故障コード入力までは至らないけど、アトランダムにミスファイヤーをカウント。
特定の気筒ではなかったので、おそらく…と想像して外してみると案の定でした。
コードが残っているから、E-GASユニットも時折怪しい時があるのでしょうけど、今回の原因はデスビ劣化によるアトランダムな失火でした。
UG/yoshida
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