エンジン不調ということで、業者様よりお預かりした、98yリンカーンナビゲーター。
ナビゲーターでは、一番初期のモデルになります。
エンジンは、5.4ℓのV8SOHC。
具体的な症状は、アイドリングでは特に不安定な感じでは無かったのです、アクセルを煽るとふけない…というか燻ぶる感じで、まともに走行できない症状。
ちなみにチェックエンジンランプは、点灯していない状態。
感覚からすると、ミスしている感じでは無く、燃料が足りないような体感で、IDS(フォード純正メーカーテスター)でO2センサーの実測を測定すると、確かにエンジンがリーン(ガスが薄い)状態。
ランプが点灯していないので、もちろんDTC入力(故障コード)も皆無なので、PCMの実測データーをもとに、空燃比が薄くなる要因を探索。
メカニカル的に多いのは、二次エアの混入やフューエルポンプ燃圧の不良とかが、一番考えやすい要因。
あと電気的には…燃料を噴射するインジェクターの他、O2センサーの判断不良やPCM本体の問題とかも可能性としてはありますが、燃調をコントロールする上で最も重要なセンサーといえば、
マスエアフロー(MAF)センサー、エンジンの吸入空気量を測定するセンサーです。
ナビゲーターの場合、エアクリーナーの真後ろに位置し、エアクリーナーケース内に存在します。
スロットルを開けてインテーク内に供給される空気量…具体的には、
この小指よりも小さな穴を通過する、吸入空気量を内部のワイヤーで測定し、
電気信号にてPCMに情報を伝達し、吸入空気量にあわせた燃料の噴射量を決定します。
今回はこのMAF(マスエアフロー)センサーの不良にて、実際の吸入空気量とズレが生じ、空燃比がズレてシステムリーン。
こういった故障コード(DTC)に入力されない不具合診断も、メーカーテスターであれば、実際のPCM内の実測データーといった情報を元に診断すれば、何の数値がズレて不具合と体感しているのか?判断可能…逆に言えば、実測データーを診れない環境/設備では、こういったエンジン不具合の診断/修理はもちろん、修理完成後の確認とかも不可能です。
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