修理でお預かりした、W215型ベンツCL600です。
現車はV12エンジンにツインターボを備えた、W215の後期モデル。
故障内容は、時折ABCの警告ランプが点灯。
CLクラスは通常のエアサスではなく、油圧制御のアクティブボディコントロールサスペンション機能を装備しています。
XENTRY/DAS(ベンツ純正メーカーテスター)にて診断すると、左フロントの危険な車高という故障メッセージをメモリー。
診断中アイドリングで放置して、ある一定の時間が経過すると、突然車高がガクンと下がる症状が発生。
実はコレ、車高が突然下がるのが異常なのではなく、レベルセンサーを介してユニットの判断で、適正な車高に戻している動作。
というのも、大抵この症状の場合よく観察すると、ジワジワと車高が上がっていく現象が発生している場合が殆どです。
エンジンで駆動されるABCポンプは、常に油圧を発生していますが、各ストラットを制御するバルブユニットの内部リーク(注:外部漏れが無い場合)により、バルブが閉じてるにもかかわらず、ストラットへと油圧が微量にかかり続けて車高の安定を阻害。
で、ある一定時間が経過して車高が上がりすぎると、ユニットの判断によりバルブユニットをコントロールして車高を戻している症状です。
各ストラットは油圧シリンダーとして機能し、油圧を制御するバルブはシリンダーとは別にバルブブロック内で行い、プレッシャーラインで各シリンダーに繋がっています。
…実はこのバルブブロック1個が約30万近く…これが前後に備わり…もしストラットのオイル漏れ等により交換する場合は、ストラットは1本30万以上…恐るべしABC機能。
UG/yoshida
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