排気ガスプレッシャーセンサーの不具合/ベンツE350d

チェックエンジン警告ランプが時折点灯するのでテスター診断を行った、W212モデル/ベンツE350dの作業です。

入庫時には警告ランプは点灯しておらず、また警告ランプが点灯した際もエンジン不調等の症状は体感しなかったという内容です。

チェックエンジン警告を点灯させていたDTC（故障コード）を確認すると、排気ガスプレッシャーセンサーの妥当性異常を検知したことによるものと判明。

OM642エンジンではよくパティキュレートの差圧センサー（DPF差圧センサー）と混同されますが、検知されていた排気ガスプレッシャーセンサーはタービン後方の左上部に設置されています。

DPF差圧センサーは主にパティキュレートフィルターの監視を目的としているのに対し、排気ガスプレッシャーセンサーはエキゾースト背圧の検知によって過給機の機能制御を目的としています。

それ故、やはりディーゼルエンジンから排出されるスス等により、センサーの詰まり/劣化によって機能低下を招き、エンジン出力に影響を及ぼします。

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