車検整備にてお預かりしている、07yダッジマグナムの2.7L/V6です。
通常の定期点検項目はもちろんですが、今回のマグナムは車検を受ける上で大きな問題がひとつ存在。
チェックエンジン警告ランプが点灯しているので、各部点検と合せてこちらのほうも診断作業です。
wiTECH2.0(ワイテック2)によるDTC診断では、EVAPシステムによるエラーが発生していると判明。
EVAPとはエバポレーティブエミッションの略で、主にガソリンタンク内から発生する燃料蒸発ガスを大気開放せずに、混合気と共に燃焼させるシステムです。
それらの機能は、PCM(パワートレインコントロールモジュール)にて監視及び制御を行っています。(燃料蒸発ガスは引火性のある有害ガス「揮発ガソリン」なので、自動車ガス規制により大気開放が禁じられています)
マグナムの場合は、右リアフェンダー内部にEVAPキャ二スターが存在し、ESIMスイッチをPCMが監視しています。
そしてPCMは、エンジンルーム内に存在するパージソレノイドバルブをコントロールし、指定された流量で流れるよう制御。
その一連のシステム回路にて、いわゆるリーク(漏れ)が存在するパターンが、このEVAPシステムでのトラブルでは最も多い故障内容。
単純に何れかのライン(配管等)の損傷やフューエルタンクキャップ自体の不良等、外部的な漏れ箇所が発生していないか?まず確認点検を進めていきます。
しかし今回の場合は、パージシール機能による制御系側でのトラブルと判断。
部品交換後は再度wiTECHによる制御系のテストを行い、あとは車検点検にて判明した箇所の不具合箇所(オイル漏れ修理等)及び各消耗部位の作業のみです。
毎週、定休日明けの木曜日は修理入庫が多く、本日も新たに8台の修理作業車両をお預かりさせていただきました。
その中でもチェックエンジン点灯トラブルによる修理依頼入庫が最近多く、本日預った車両のうちベンツのML(164型)にW221型SクラスとアウディA3等が「チェックエンジン点灯」トラブルでの入庫。
UGでは各種専用診断機を完備していますので、あらゆる車両でのECU診断が可能です。
特に各アメ車及びベンツに関しては、ディーラー診断機(メーカー純正テスター)を完備していますので、チェックエンジンランプ点灯等による診断機が無いと判断できない修理でお困りの方は、ユーザー様/業者様問わずご縁慮なくお問い合わせ下さい。
UG/yoshida
*当社でご購入されたお車以外でも修理/車検等承っておりますので お気軽にご相談ください
また業者様も大歓迎です 各種専用テスター及び整備マニュアル完備
2018y以降対応/WiTECH2.0(オンラインWebディーラー診断機/ワイテック2)導入 テックオーソリティライセンス年間契約
フォードIDS/VCM2導入済み(各種ECUプログラミング可能)
GM次世代診断アプリケーション GDS2/TECH2(最新インターフェイスMDI2)オンライン対応
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アーバンガレージ TEL 072-638-5579 まで まずはお電話を
平日10:00~20:00 土/日/祝 12:00~18:00 定休日/毎週水曜日
2015y以降ダッジチャレンジャー用/ウインカーCANBUSアダプター販売(2018yも対応)
車輌のCANラインより、ウインカーの出力信号を取り出す、灯火類改善用のCANBUSアダプターです。
カナダモデルでの対策等でお困りの業者様、これがあれば容易に日本仕様への灯火類改善が可能です。
お問い合わせは冨田/吉田まで(業者様専用部品ですので、一般の方への販売はお断りすることがございます)
クライスラー/ダッジ LEDウインカー改善用 ハイフラキャンセラーも単体販売可能
日本仕様への灯火類改善作業に伴い、オリジナルのウインカー出力とは別に配線を施す作業が多々必要なアメ車。
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